株主・投資家の皆様へ

平素は格別のご高配を賜り、心より厚く御礼申し上げます。

世界中の経済に影響を及ぼした新型コロナウイルス感染症は、終息の兆しを見せ、国内外における行動制限が解除されるなど個人消費や企業の設備投資が活発になってきております。当社の属する不動産業界においては、金利上昇リスクへの警戒が必要な状況ではありますが、東京・大阪等の主要都市でのレジデンス市場は底堅い需要が続いております。また、海外からの入国者の増加などインバウンド需要の回復も追い風に、不動産市場は堅調な推移を見せております。これらの市場環境に対し、当社は事業基盤を強化し、更なる企業価値向上に取り組んでまいります。

これからも是非、LeTechのチャレンジにご期待ください。

2023年７月期決算について

当社の2023年７月期決算については、期初に設定した経常利益目標3.3億円を大きく上回り、8.2億円の経常利益を残すことが出来ました。必達すべき目標である業績回復を達成し、更なる飛躍を遂げるための基盤作りが出来たと考えております。
当社の主力商品である低層賃貸マンション「LEGALAND」は開発累計100棟を超え、新ブランド「LEGALAND+」についても開発物件全件が売却となりました。同ブランドは引き続き市場から高い評価をいただいていると共に、当社の得意とするレジデンス開発が好調に推移し、当社の事業を牽引しております。
また、前期2022年７月期は新型コロナウイルス感染症の影響による業績悪化に伴い、期末配当金を無配とし、株主・投資家の皆様には、大変なご迷惑をおかけしておりましたが、2023年７月期は業績回復を背景に期末配当金を１株当たり32円とし、復配・大幅増配とさせていただくことが出来ました。当社は今後も株主還元を上場会社としての重要な責務であると認識し、企業の持続的な成長を果たすと共に、株主の皆様への安定的かつ継続的な利益還元の実現に努めてまいります。

今後の事業の見通しについて

当社は業績の回復、及び３カ年計画における業績目標の早期達成等を背景に、2023年９月14日に「中期経営計画（2024 年７月期～2026 年７月期）策定のお知らせ」を公表し、更なる事業拡大に向けて走り出しております。
中期経営計画においては、国内外から高い投資需要が集まる東京の市場に適した商品である「LEGALAND」を中心としたレジデンス開発での業績拡大を柱としています。業績回復に伴って仕入活動も加速しており、「LEGALAND」は中期経営計画期間中に開発累計160棟まで拡大させていく予定です。また、「YANUSY」をはじめとした不動産DXも推進し、同業他社に無い当社の付加価値を創造してまいります。
これらの取り組みによって中期経営計画の最終年度となる2026年7月期には、経常利益12億円まで拡大させていく計画としています。
なお、本中期経営計画において株主還元方針として「配当性向20％～30％」を掲げさせていただきました。業績を拡大させるとともに、業績と連動による株主還元の拡大を実施してまいります。

2023年10月末日

代表取締役社長宮地 直紀